歯科医院のホームページを診断
このサイトを制作するにあたり、歯科医院のホームページを1000件以上みてきました。
その中には、ホームページの完成度が高い・低いが当然あります。
しかし、完成度が低いのが必ずしも悪いというつもりはありません。
その医院が、ホームページに頼らなくても集客できていれば問題ないからです。
問題なのは、ホームページから集客しようとして力を入れているのにも関わらず、集客できていないという場合です。
よくある失敗例を上げてみたいと思います。
ホームページ失敗例
- スマホに対応していない
- 文字を画像にしてしまう
- イメージ画像ばかりで文字が少ない
- 無駄に動きをつける
- 「医療法における病院等の広告規制について 」を無視している
- 「医療法における病院等の広告規制について 」が改定されたのに気づいていない
- Googleの方針を無視している
- Googleマップの仕様変更したのに気づいていない
- (更新するつもりなのに)更新していない
制作会社との付き合い方
ホームページをご自身で作られている方は少ないと思います。
ほとんどの場合は、広告代理店かWebサイト制作会社に発注していると思います。
ホームページの完成度はその発注の方法と付き合い方で大きく変わります。
丸投げして、自分で考えもせずに提案されたことを鵜呑みにすると、だいたいボッタクられます。というか、悪徳な制作会社はそれを狙っているとすら思えます。
「サイト設計」「サイト構造」「ターゲティング」「ペルソナ」「マインドマップ」「ユーザービリティ」「アクセスビリティー」「ヒートマップ」「リンクポピュラリティ」「ページランク」「オーソリティ」「リンクビルディング」「サテライトサイト」「LP」「ファインダビリティ」「ブラックSEO」「ホワイトSEO」などなど、それっぽい専門用語を使って「最新の技術や知識を駆使して制作する」とアピールして自分のペースに持ち込もうとするのはヤバイです。(専門用語は業界内で使う言葉であって一般の方に言う方は要注意人物です。)
相手の言うことを鵜呑みにせずに、自分自身で考えて誰に何を伝えたいのか・表現したいのかを相手に伝えてください。
このサイトを運営している私自身もWebサイト制作がメイン事業です。なので同じ費用でも発注主の熱量で完成度が大きく違うということは正直言ってあります。ホームページは人間が作りますので、やる気にはやる気で答えるのが心情です。
優秀な制作会社に出会える確率を高くする
優秀な制作会社に出会えるのは「運」の要素が大きいです。予算1000万円以上しか受け付けないようなトップクラスの制作会社に注文すれば外れることはほぼないと思いますが、現実的には数十万円の予算で最大限の魅力的なサイトを制作するために注意しなければならないポイントがあります。
- 満足したサイトを制作した方から紹介してもらう
- 相見積もりを3件以上取る
- 過去の事例を見て得意な表現と自分が目指す表現が一致
- 制作会社のデザイナーが打ち合わせに同席する
- 医院長自らが打ち合わせに同席する
- 制作会社がテンプレートの様な資料を持ってこない
- プレゼン資料の見た目の綺麗・派手で判断しない
- 制作費がややこしい料金体系ではない(複数年契約はヤバイ)
理想的な歯科医院ホームページの条件
私が思う理想の歯科医院のサイトの条件をあげてみます。
- 何が得意かすぐわかる(特徴)
- 何に気を使っているのかすぐわかる(方針)
- 各自費診療の料金が明確(または目安がわかる)
- 医院の様子がわかる(外観・内観など)
- 誰が治療するのかわかる(スタッフ紹介)
- どこにあるのかすぐわかる(住所や地図)
- 無駄に画像や文字が動かない(サイトデザイン)
- 文字が小さすぎない(サイトデザイン)
- スマホ対応(サイトデザイン)
- スマホから電話が簡単(サイトデザイン)
- 容量が軽い(サイトデザイン)
- Googleの方針に従う
ホームページの制作・リニューアル受付
当サイトを運営しているアイアークは、Webサイトの制作も行なっています。
「メチャクチャかっこいいホームページ」を作りたい方は希望が叶えられませんが、「わかりやすくて訪問者に優しいホームページ」をご希望の方は満足できるホームページを作成できます。
参考資料
- 医療法における病院等の広告規制について
- 医療広告ガイドライン(PDF)
- 省令における広告禁止事項の規定について(PDF)